気になるプロアク

現代医学は病気の症状を抑えることに躍起になっている。 しかし、その症状はいったい何を意味しているかを良く吟味する必要がある。
症状の解釈、つまり病気の解釈如何によって治療方法も大きく異なったものになる。 「病気は、体質という土台の上におこる現象である。

それゆえ、病気のあらわれ方は、体質のあり方をはっきりと映し出している。 つまり、急性熱性疾患というのは、陽性体質の場合にしかおこらないものだ。
同じく、慢性病(慢性退行性疾患)は、陰性体質のみにおこるのである」とM氏は述べている。 病気を自然医学の立場から見直す「生命の世界には、局所などというものはない。
常に全体しかないのだ。 直線などということもない。
自然界はすべて波動であって、循環である。 立体的にみればスパイラルなのだから、どの方向からながめても直線になることなどはあり得ない。
また不可逆的ということもあり得ない。 常に可逆的である。
自然も生命も元へもどるということをくりかえしているのである。 さらに排中律ということもない。
自然界、生命界には純然たる白とか黒とかいう極端なものはほとんど存在しない。 白でもなければ黒でもない灰色の世界雲が自然界なのである。
」自然とは常に循環しながら前進している。 自然界は、生命観をはじめ直線的思考では無理があり、スパイラル的な見方をしなくては本質を見落としてしまうのである。
現代文明病西洋医学は感染症を克服したと捉えることができるが、見方を変えれば、慢性病が増えてきたことを考えると体質が変わってきたと解釈することができる。 様々な要因により体質が脆弱化して、陽性体質から陰性体質に変化してきたということである。
では、体質が変化していった原因を検討してみたい。 病気の原因が現代医療を含めた現代文明にあると解釈したら、多くの方は疑問をお持ちなるであろうか。

文明の力がもたらした人工的食品、化学物質、運動不足、さらに薬物医療が病気増加に拍車をかける。 病気は現代文明とともに相関して増加していることを考えると、病気のほとんどは現代文明病と解釈できる。
まさか医療まで、病気の原因となっているとは予想もつかないことであろう。 潰傷性大腸炎が厚生労働省の難治性疾患として認定されてから、この病気が増加傾向にあるといった事実は、薬による治療が悪化を助長していると解釈することができる。
治療により治りにくくしているどころか悪化させているのである。 免疫学者のN大学教授A・T氏が具体的に潰傷性大腸炎を悪化させた薬として、サラゾピリン、ペンタサを名指しで批判している。
30年以上も前よりM氏が薬を止めると病気が治るといったことを世に説いてきたわけで、このような認識をもつ医師が出現してきたことは大変喜ばしいことである。 以上より、糖尿病をはじめ様々な生活習慣病を薬で治そうといった方法は間違った医療行為と解釈することができる。
病気つまり症状がどうして現れているかを自問自答することが治療の第一歩である。 親切にもいきなりすぐに死なせないで、間違った生活習慣を見直させるために、身体がメッセージを症状といったかたちで知らせているのである。

現在、急死する敗血症が減少し、逆にガンが増加している事実から、ガンとは長生きさせるための防衛的手段であるとM氏は指摘する。 急に逝ってしまうよりは、もう少し生き方を見直すチャンスを神が与えてくれたと解釈した方がよさそうである。
この身体の親切なサインを無視して、ただこれを敵対視して薬で攻撃して叩いてしまおうという発想だと後々再度同じ目に会うことになる。 症状が出ているということは、生体が治そうと必死に戦っているのである。
それなのに安易に薬を与え、身体を甘やかして駄目にしている。 過保護の親が子供を駄目にするのと同じようなことである。
病気は生命力の証の現れである。 現代医学は病状に細菌が関わっていると、原因は外から入ってきた病原菌にあると解釈する。
これに対して、ほとんどの病気は、自分自身が撒いた種の結果として生じたものであり、菌を病原体ではなく病果体とみるのが本筋であり、病的なバクテリア、ウイルスは異常化した体細胞から自然発生するといったM学説の内容は前述した。 細胞自然発生説の如く、「ウイルスといった極微小体の生命が環境如何によって自然に発生するという学説を基に臨床に取り組んでおられる」M氏は相応の結果を出している。
解りやすい例として腸炎を挙げておこう。 腸炎の原因を、何か外から炎症を起こすような悪い菌が入ってきたと考えるのではなく、腸内環境を悪くした生活習慣に原因を求めるべきである。
腸がきれいだと人間にとって必要なビフィズス菌等の腸内細菌フローラは機能するが、肉食過剰になると悪玉の腸内細菌であるウェルシュ菌が繁殖してしまい腸内の環境を破壊してしまう。 すると、炎症が起きるだけでなく、そこで造られた悪い血液が全身に循環し、ありとあらゆる病気を引き起こしてしまう羽目になる。
さらに、奇形をはじめ遺伝病の原因は、代々影響するといった連続思考型の東洋思想から解釈すると合点がゆく。 よって、自分だけ好き勝手に生きるといった発想だと全体的に見ると具合が悪いのである。
M氏の著書『生まれてからでは遅すぎる』は、お子様を授かる身である女性にはぜひ読んで頂きたい。 ところで、病気という概念があるということは正常があるわけで、病気とはあくまでも比較論的な思考の上に成り立っていることを忘れてはいけない。
Sら医学史家の考察をふまえてKは、医学主流が正常と病理の関係をつぎのように把握していると指摘する。 「生きた有機体では、病理的現象は、対応する生理的現象の、多いか少ないかに応じた量的な変異以上の何ものでもない。

語義学的にいうと、病理的なものは、正常なものから出発して、00(欠如、喪失、不能を示す接頭辞)または00(不十分、困難、異常、障害を示す接頭辞)としてよりも、00『(過度を意味する接頭辞)または00(低下、減弱を示す接頭辞)として、表わされる」と。 これは、病気と健康が相反する考えというより、病気は健康と同じB上にあり、病理的状態は正常な状態の量的変化にすぎないことを意味する。
一方、Sは、病気を平均から生じる規範と比較することで満足するのではなく、できるだけ被験個体の諸条件と比較するべきであるといった生物規範の個人的相対性を主張している。 また、Kは、病理的な状態はいっさい規範の不在からつくられるのではなく、病気もまた生命の規範である、としている。
病気というものは唯一無二のもので、正常という概念を設けたり、平均値と比較したりすることが、ある視点においてはあまり意味を持たないことになるであろう。 ガンの発生においては、かつてより突然変異説が定説であるが、生活習慣の乱れ等により、ガン細胞はなるべくしてなった結果なので、突然変異というより必然変異なのである。
自然医学的な観点では、細胞はモネラといった生きた生命体より分化していくので、このモネラが汚染されていれば当然、汚れた血球をはじめ体細胞ができあがっていくことになる。 ガン細胞とは、このような生理機構を土台として血球の融合化成によって生じるとM氏は指摘している。
正しい食生活により良いモネラそして良い細胞が発生するのである。

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